浮気の証拠リスト どんな証拠が裁判で有効なの?

浮気の証拠集めでは最終的に相手の浮気(=不貞行為)を立証できるものを集めていくことになります。
浮気の決定的な証拠として、パートナーと浮気相手と肉体関係を持った現場を写真でおさめることが理想ですが、現実的に不可能に近いです。
そのため実務上では「世間一般通念上、不貞行為を行ったはずだと認められる事情」を証明できる証拠を集めていきます。
浮気の決定的な証拠になるもの
・2人でラブホテルに出入りしている写真
・不貞行為を認めた旨の念書
浮気の有力な証拠になるもの
・ホテルや旅館で同じ部屋に宿泊したことが証明できるもの
・肉体関係を強く推測させるメール
浮気の証拠にならないもの
・シティホテルに2費とで一緒に入った写真
・自宅で2人で一緒に入った写真
・友人や知人からの密告
浮気の証拠集め、裁判で通用するレベルのものを集めるれるかがカギ!
浮気の約9割は示談で解決すると言われています。
そのため裁判で通用するレベルの決定的な証拠は必要なく、目撃証言や通話履歴といった状況証拠だけでも十分そうに感じますがそうではありません。
浮気で問い詰めたり、浮気相手に慰謝料を請求したりするときに、裁判で通用するレベルの証拠を掴んでいないと相手にシラを切り通される可能性がかなり高いです。
浮気に関する法律や浮気調査の実態についてインターネット上にかなりの情報があり、浮気する側もそれなりに知識武装しています。そのためあなたが提示した証拠が裁判で有効かどうか相手も判断できることを忘れてはいけません。
そして、「この程度の証拠じゃ離婚も慰謝料請求もできない」と判断したら、常識では絶対にあり得ない強引な言い訳をして押し通してくるでしょう。
修羅場になった時に相手に十分なプレッシャーを与える為にも、裁判で通用するレベルの公的な証拠をしっかり掴みにいきましょう。
決定的な証拠がない場合はどうする?
浮気の証拠で決定的なものがない場合でも十分な状況証拠があれば民法770条5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」で争い離婚を請求できる場合があります。
しかし不貞行為ではないので慰謝料をとれる可能性は低くなります。


